ソーシャルワーカーとしての「伝わる」力②~その先をデザインする~

ソーシャルワーカー




こんにちは、みやちる(@Miyak_Okinawa)です。

前回の記事では「伝わる」ためのデザインを意識して、相手に届ける工夫をしてみようという事について書きました。

今回はその続きです。

▼目次

  1. 「伝わった」その先に求めていることは?
  2. 相手の「行動」までをどうデザインするか
  3. ソーシャルワーカーとして支援にも活かそう

「伝わった」その先に求めていることは?

例えば、関係機関や他の支援員にしっかりと「伝わった」としても・・・

それで、ソーシャルワーカーとして物事がスムーズに進むかと言えば、そうではないですよね?

「伝わる」・・・それは、ソーシャルワークの最初の一歩でしかありません。

皆さんは、相手に「伝わった」その先に何を希望しているのでしょうか?
相手に、どんなことを望んで「伝わる」工夫をしたのでしょうか?

例えば・・・
✅支援の方向性を統一したい。
✅サービスを積極的に活用してほしい。

きっと、伝えた後に望む「その先」があるはず。

このようなソーシャルワーカーの想いは、自分自身の為ではなく、多くが「クライエントの為」。
だからこそ、特に支援員同士で想いが伝わらない場合は、葛藤(ジレンマ)が生じることも多々あります。

「結局伝わらなかった…」で諦めるのは、支援を諦めること。ぜひ「伝わる」ことに工夫を凝らしみましょう!

相手の「行動」までをどうデザインするか

ここからは、あくまでも私の経験談で参考になるのか分かりませんが・・・日頃から意識していることをちょろっと書いてみます。

●●について質問してほしい」
・情報量を減らす
・気になるようなキーワードを入れる●●に協力してほしい」
・協力してもらえそうな部分を中心に伝える
・協力によって得られる相手のメリットを盛り込む●●を活用してほしい」
・活用イメージを具体的に示す
・活用の為の手順を丁寧に伝える

いかがしょう?

一つのアクションを起こそうとする時に「伝わり方」だけではなく、その先の「行動」まで見据えてデザインしてあげると相手も自然にアクションを起こしやすくなると思います。全てがそうとは言えませんが・・・( ˘ω˘ )

ここで福祉職っぽく事例を挙げてみましょうか~w

<事例>
生活保護のケースワーカーに「A事業」の活用を促そうと思いました。
このA事業を活用することで、生活保護受給者にとって何か「変わるキッカケ」を提供できるし、ケースワーカーにとっても支援の質が上がることは予想されます。
しかし、A事業の積極的な活用には至らず、どうしようか悩みました。

そこで、どのように伝えるのか。
「A事業を活用してもらう」までのデザインを考えてみました。

以下が私がイメージした項目です。

☑ケースワーカーの困っていることは?
☑保護課で対応が難しいケースはどんな人?
☑その困り感が解消したら、どれだけのメリット(効果)がある?
☑保護課が実績として求めていることは?
☑A事業活用に至る流れで躊躇してしまう点は?
☑A事業の不透明な部分は?
☑組織内のキーパーソンは誰か?

などなど…、とことん!生活保護課のケースワーカーの立場に立ってイメージしていきます。

上記内容についてイメージを固めたうえで
「伝わる」工夫、そして「活用してもらう(行動)」までのデザインを作り上げると・・・

【結果】
・A事業の活用者が倍増。
・保護課との関係性良好。

クライエントの支援に向けて互いの意見交換ができるようになりました。

ソーシャルワーカーも機械ではなく人です。
想いに届けるためにデザインをしてあげると、「スッ」とお互いに理解しあえる瞬間が生まれます。

そしてそれは、クライエントにとって必要な支援の提供に繋がります。

ソーシャルワーカーとして支援にも活かそう

この「デザイン」するスキルが上がると、クライエントへのアプローチにも活かすことが出来ます。

例えば、クライエントとソーシャルワーカーとの意思疎通の際に、クライエントの置かれている状況、疾患、理解力に合わせようと「伝え方」に工夫を凝らすことはよくありますよね。むしろ、ソーシャルワーカーはこっちが得意かもしれませんw

または、クライエントの生活場面で「コミュニケーション」に課題があった場合。

伝わる方法を助言したり、相手の立場に立って物事を考えるキッカケを提供することも出来ると思います。

ソーシャルワーカー自身のスキルアップや物の見方が変わると、ダイレクトにクライエントの支援にも影響があります。(良くも悪くも)ぜひ、沢山の可能性を見出しながらソーシャルワークを楽しんでいきましょう!

以上が私の考えている
・「伝わる」ことの意識、そして、
・その先の「行動」までをデザインする
についてお伝えしました。

この記事を読んだ皆さんも、他に工夫している点があれがぜひぜひ教えてくださいね☆